アートセラピーを学んで

ボラみみスタッフ 泉地英里子

 「絵って自分の心が表れるんだなぁ」。これは、私が絵画教室に通い始めた時感じたことです。もともと心理学に興味があったこと、福祉の分野にも目を向ける機会があったことから、「アートセラピー」という言葉を知り、10カ月間「カウンセラー・アートセラピスト養成講座」を受講しました。アートセラピーは、アート(描画、コラージュ等)を使って、問題を抱えたクライエントの精神的回復を助けたり、作成することによってストレスを発散させたりします。
 様々な療法を学びましたが、中でも私の気に入ったのは「コラージュ療法」です。これは、自宅でも簡単にできます。自分の好きな雑誌2〜3冊(なければ新聞広告)を用意し、好きな絵や写真を切り取り、画用紙に貼ります。30分から1時間で、自分の好きな世界の出来上がり!作品を自分の部屋に飾って眺めると、潜在意識が顕在化され、願望達成に近づく効果があるともいわれます。受講生同士、出来上がった作品にタイトルをつけて見せ合ったのですが、それぞれ個性が出ていました。「仕事で疲れている。けど、高原の写真を切り抜いて貼ったら、旅行した気分になってスッキリした〜!」という人もいました。私の作品はというと、温泉と花と・・・食べ物がいっぱい!作成中は夢中でしたが、後で見直すとちょっと恥ずかしい。私の願望って食欲かも?!
 コラージュをしている時は子どもに返ったように夢中になり、アトピーの私ですが、いつもは痒い所も掻くのを忘れる位楽しんでしまいました。コラージュ療法は、老人施設等で活用されているという話を聞きました。子どもからお年寄り、アトピーさんまで、言葉に出来ない自分を表現できる一つの手段ではないでしょうか。理論や分析も学びましたが、作成している時の自分の気持ちや、出来上がった作品を見て何を感じるか、ということも大切なのだと思います。
アートセラピーを通して、「自分の心と向き合う」時間の大切さを実感することができました。

コラージュ写真

授業で作ったコラージュ。好きなものばかり切り貼りしているので、
部屋にはってあると本当に落ち着くみたい。
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