『運動の秋!!たっきー 運動会に参加』の巻
たっきー
古田隆行(30)
茶髪と半ズボンが似合う某市役所職員。職場のサッカー部に入り、週末の多くはもっぱら対向試合に燃えているそう。岐阜県各務原市から事務所にやってくるボラみみスタッフ。
10月26日(日)に名古屋市天白スポーツセンターで開催された第21回名古屋障害者青年学級合同運動会に、ボランティアサークルたんぽぽの一員として参加。僕は知的障害を持つ人たちと接するのは今回が初めてだった。
「いざ出発!!」
 10時の開会にむけて、名古屋駅コンコースに7時45分に集合して地下鉄で移動。ボランティアと学級生※を4斑に分け、基本的には班単位で行動する。時間に余裕をみる、乗客の少ない桜通線を利用、乗換時にはトイレ休憩をとるなど、サークルメンバーの細かい配慮や準備が感じ取れた。
 「同じ班の古田です、よろしく」という感じで気軽に声をかけてみた。話しかけるとモジモジしてしまう人もいるが、具体的にこちらが問いかけると表情や態度で応えてくれる。何も特別にかまえて接する必要はなかった。慣れてくれば学級生の方から話しかけてくれることも。「何やってる人?」「どこから来たの?」・・・正直はじめは不安もあったが、気持ちが随分とラクになった。
※中村福祉青年学級に所属する知的障害を持つ人たちのことを「学級生」と呼んでいる
「めざせ勝利!そして歓喜のフィナーレ」
 開会式を終え、さっそく競技開始。参加する人も応援する人も、チームの動向に一喜一憂。僕も単純な性格が功を奏し、いつの間にかその輪のなかにいた。
 何よりも会場全体の雰囲気がよい。勝敗に一喜一憂するものの、うまくできない人、ゴールに時間がかかってしまう人もいるが、誰もそのことに対して決して文句も非難もしない。「がんばれ」「おつかれさま」「残念だったね」の声があちこちから聞こえてきた。
お母さん達も応援に参加 同行したお母さんたちも応援に参加。「学級生は毎月の行事を本当に楽しみにしている。来て座っているだけでも居心地がいいのだろうね。ただ、最近は参加するメンバーが固定してしまって・・・今回だけと言わず、またぜひ来て」
 いちばん盛り上がった最終種目「学級対抗リレー」。観覧席からどのチームも降りてきて応援し、選手も気合い満々。このリレーには僕も参加。全8チームを2組に分けスタート。我がチームは想像以上に早かった・・・。予選をトップでゴールし、決勝へ進む。残念ながらリレーの最終結果は2位だったが、その結果、総合得点はそれまでの2位から同点の首位に。そして、両チームの代表者による体育館1周順位決定戦に見事勝利し、感動の逆転優勝!大喜び、大騒ぎ。みんな笑顔で跳ねていた。
 何人かの学級生が、僕のところによってきて笑顔で服をひっぱったり、軽くたたいてきた。言葉がない人もいる。でも、言葉にならない言葉を一生懸命語りかけてくれていた。その表情だけで充分に気持ちが伝わり、同じ時間を過ごし、同じ気持ちを共有できた気がした。そしてうれしくて感動した。
参加者全員で記念撮影

閉会式後参加者全員で記念撮影。優勝決定、みんなの表情も明るい
ボランティアサークルたんぽぽ
 中村福祉青年学級のボランティアサークルとして1981年に設立。名古屋障害者青年学級連絡協議会にも所属し、ボランティアは38名で20代を中心に10代から40代のメンバーで構成されている。ミーティングは主に中村青年の家(名古屋市中村区)で行われ、月に1回、旅行、ボーリング、陶芸などの行事を実施。学級生には、野球ファンやアイドル好きが多く、中日、阪神、モー娘などの話で盛り上がることも多いとか

(連絡先)代表者:伊藤雄一郎    
      TEL: 090-3423-8835    
      E-mail: youito@be.mbn.or.jp   
      URL: http://tnpp.odap.jp/
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