| Vol.01 | |
| 海賊船に乗船! | |
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海部郡佐屋町にある「子ども民俗館海賊船」。周囲には田畑や川、小さな林もあり幼い頃あこがれていた秘密基地のようだ。 館長の川合さんの「はーい、どうも」という声に導かれ、さっそく作業へ。といっても、自分が指導するのではなく、参加している小学生を中心とした子どもたちにあれこれ教えられながら、一緒に工作をはじめた。 ![]() もとは幼稚園だった建物と敷地を利用。 そこに中古コンテナ5台を購入して、工房や展望台(コンテナ工房の上部)が完成 |
| 古田隆行(29) 茶髪と半ズボンが似合う某市役所職員。職場のサッカー部に入り、週末の多くはもっぱら対向試合に燃えているそう。岐阜県各務原市から事務所にやってくるボラみみスタッフ。 |
| 「おいおい いきなりかね」と川合さん 突然「逃げないように見てて」の声、その子の足の上にはトンボが一匹じっととまっている。「紙粘土で迷路つくろー。スタートはここで、ゴールはここ」と木の板を指さす子がいる。「クレーン作るけど、クギが打てない、なんで?」とけわしい顔して首をかしげた子からは、金づちを託される。だれかのお父さんと勘ちがいされるぐらい年上の自分にも敬語はなし。この子たちにとっては、困ったときのアドバイスを求め、一緒に作業をするアシスタント・パートナー、同じ時間、空間を共有する仲間なのだ。子どもたちとはじめて対面した僕には、それがとてもうれしかった。 |
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![]() ↑子どもたちが自分たちだけで考えレンガを組み、火起こし。もちろん一度で完成したわけではなくあれこれと試して工夫した成果です |
![]() ↑外の広場に誘われると、そこには手製のブランコが完成していた。「ねぇ、押して」。1人が終わるともう2、3人が並んで順番待ち |
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←1枚のアルミ板を金づちでたたき、夏のキャンプで使う皿を作る。子どもたちに丁寧な作り方指導を受け、夢中になって作成中 | |
| 「そういえば子どものころは…」 毎週来ている子もあれば、月1回の子もいる。近所の子や親に送迎してもらう子。なかには名古屋市内から電車を乗り継いで来ている兄弟もいた。「大変だね」と言うと「関係ない。楽しいからいいや」とあっさり。 確かに「遠いから大変」というのは大人の発想かもしれない。そういえば自分も幼いころは、楽しくてやりたいことや行きたいところがあれば関係なかったなと懐しく思い出した。 「子どもたちの振り見て われ振り返る」 帰りぎわ「ねえねえ もう一回だけ押して」とブランコに乗って、「オレは次の次の日曜に来るけど、いつくるの?また来てね。」と真剣な眼差しで見つめられた。なんだか照れた。でもその時遊び仲間の一人として少しだけ認められた気がした。 半日一緒に過ごし、子どもたちの自分の気持ちや意思を素直に伝える姿がとても印象的だった。各自でやりたいことを見つけ、それを実行するためにはどうすればよいのか、自分たちで考え行動していたように思う。どの子もヒントは待っていても、指示は待っていはいなかった。そんな姿を見て、しゃんと背筋伸ばして「がんばらねば」と自らを鼓舞する気分にさせられた。子どものたくましさを感じつつ、「またね」と声をかけ、手をふりながら笑顔で海賊船を後にした。 |
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| 自由制作には工作用の道具や作品があふれている。何から手に取ろうと迷ってしまうほど。「これを作りたい」という、子どもたちの自己工作のヒントにもなっており、ワクワクするおもちゃ箱のよう。会員は現在約30名で、この日の参加者は15名。「子どもたちにはもっと参加してほしい」と川合館長 | ||
●子ども民俗館海賊船 |
