2004年1月奮闘記            homeへバックナンバーへ
新人ngoスタッフメグミの奮闘記     奮闘その2ngoスタッフとして働く

市川 恵(25)
長野県上田市生まれ。高校卒業後、愛知県知多半島にある日本福祉大学に入学。経済学部経営開発学科にて国際開発を勉強する。その後京都の立命館大学大学院 国際関係研究科に入学し、2年間の修士過程を終了する。「開発」「NGO」「教育」をテーマにボランティア活動や研究を行い、2003年4月、「特定非営利活動法人 アジア日本相互交流センター(ICAN)」に就職する。
この4月から、私は「特定非営利活動法人 アジア日本相互交流センター(ICAN)」のスタッフとして働いている。NGOの事務局として国際協力の仕事をする中で、自分たちの生活と問題をどうやってたくさんの人たちに伝えていこうか日々考えている。
代表に会えるのは週一、 メールの数は半端じゃない  私が働いているICANは、常勤のスタッフが私を含めて4人いる。日本の事務所に2人、マニラの事務所に2人。常勤スタッフが一人もいないNGOも多いので、4人というのは多い方かもしれない。代表の龍田さんは常勤のスタッフではなく、平日は会社で働くサラリーマン。だから仕事が休みの土曜日くらいしか事務所に来ることができない。聞きたいことがあるときは、メールで聞くか、土曜日に行うミーティングでまとめて話をするしかないのだ。相談できる上司が事務所の中にいないというのは、普通の会社とは違う点かもしれない。だから、NGOのスタッフは、指示を待たなくても、自分で考えて進めていかなければならない。  ICANでは、メールを使っての運営が特徴的だ。94年に代表の龍田さんが団体を立ち上げた当初、事務所がまだなかったので、主にWEB上で運営されていた。だから今でもHPをはじめ、インターネットという場がとても大きな役割を果たしている。メールの中身は、問い合わせなど直接団体宛にくるものもあるが、その他運営に関わるメーリングリストもある。理事を含めたスタッフ間のメーリングリストや、会員に向けたメーリングリストなど、ICANの運営に直接関わるものが7つもある。その他に、他団体とのメーリングリストがあるので、朝開くと30以上のメールがどっと来ている。休み明けなどは、もっと数が多い。それらを把握し、各メーリングリストでそれぞれの対応を考えていかなければならないのだが、メールだけで伝えていくことの難しさなどに直面し、指摘を受けることもしばしばある。
ひとつの部屋に、ICANとキャンヘルプ・タイランドの二つの
団体が入っている。土曜日はお互い人がたくさん
来るため、場所を譲り合いながら使っている。
8ヶ月経って、全体像が見えてきた  事務局でのメールの対応のほかにも、はじめのころまだ全体像がはっきりとつかめないまま、スタディーツアーの企画や広報、フェアトレード商品の対応などをしなければならなかった。不安な中でもやらなければならないことが多くて、わからないなりにも、進めるしかなかった。その当時は何が良いのか悪いのかもわからず、目の前にあることをこなしていくのが精一杯だった。それに比べると、今は少しは全体像の中でそれぞれの仕事を見られるようになっていったかな・・・と感じている。週末のミーティングで1週間を振り返って、自分が担当する仕事の報告をし、指摘や指示を受け、次の1週間でしなければならないことを考える、ということを繰り返している。失敗や反省が多い中で、その都度落ち込みながらも、そこからいろんなことを学んでいくのだな、とつくづく思う。  その中でも私が担当する分野は「国際理解教育」と「フェアトレード」なのだが、事務局の対応をしながら、どうやってボランティアに来てくれた人たちにこの分野に興味を持ってもらい、一緒に取り組んでいけるかを考えている。ICANには、大学生や高校生、主婦の方、平日は会社勤めをしている人や、もう退職した人などさまざまな人がボランティアに来るが、事務所で世間話をしている中できっかけが見つかることがある。だから、事務局の仕事に追われる中でも、ボランティアの人たちとの会話は大事にしたいと思っている。
NPOプラザなごやのビルに入居している団体のみんなで
ランチ。お弁当を持ってきてない日に、こうしてみんなで
お昼をたべに行くのがとても楽しみだ。他の団体の人と
触れあうひととき。
※次回は、担当の仕事「国際理解教育」と「フェアトレード」について詳しく紹介したいと思います
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