 |
私が通うNSW(ニューサウスウェールズ)大学にも、ボランティアに関わる組織がいくつかあります。今回はその中のひとつで、主に大学内の環境改善に取り組んでいる、GOP(Green
Office Program)という団体について紹介します。そこでコーディネーターを勤めるDanielle(ダニエラ)さんにお話を伺って、大学の、そしてオーストラリアの環境について一緒に考えてみました。 |
 |
 |
 |
 |
| |
彼女自身、一年半前までNSW大学の学生として、Science
Geography (科学地理学)を学んでおり、環境問題には強い関心があったようです。大学生時代に、リサイクル運動に取り組んでいた団体にボランティアとして参加したのをきっかけに、雇われスタッフとして働くようになり、今から5年前、まだ卒業を前にして、このGOPを設立。卒業後の現在もそのままコーディネーターとして活動を続けています。
GOPの主な活動は、パソコンのプリンター内のカートリッジのリサイクルで、それで得た資金をもとに、大学内のオフィスに観葉植物を配ったりしています。また省エネ、紙の再利用、ゴミの減量や分別を促すことも、主な取り組みのひとつです。学生に中古の文具を無料で提供する活動は特に学生にも人気だとか。
これらの活動と同時に、HPを立ち上げたり、大学内の情報誌に記事を載せたり、定期的にセミナーやイベントを開いたりと、彼女の仕事はどれも、大学のスタッフ、学生の環境意識を高めることを目的としています。「結局、こちらから情報を提供して、みんなの意識を変えていくことが一番必要なんです。」
|
|
 |
 |
 |
| |
 GOPのオフィス内には、'Worm
Farm'(ワーム ファーム)と呼ばれるゴミ処理機があります。可燃ゴミなら何でも、この中で飼っている虫が食べてくれる、地球にやさしいゴミ箱です。「他のオフィスにも置くように勧めてるんですけど、みんな虫が嫌いなようで、今置いてくれているのはたった2ヶ所です。」と、苦笑いしながら中のゴミをかき回して、ミミズのような虫を見せてくれたダニエラさん。それでも、「スタッフ、学生の意識は変わりつつあると感じています」と、この5年間のGOPの取り組みの成果には、ダニエラさん自身も満足しているようです。特に大学のスタッフの姿勢はとても受容的だとか。「学生の反応で気になるのは、地元の学生に比べて、外国人留学生が環境問題に無関心な傾向にあること。」オーストラリアで最大の外国人留学生の数を誇るNSW大学だけに、これはひとつの課題かもしれません。
|
|
| |
 「オーストラリアの一番の問題は、その豊かな自然と広大な土地ゆえに人々が環境の大切さをついつい忘れてしまいがちなことです。」と言うダニエラさん。これからも環境教育を続けていっていただきたいです。
|
|
 |
 |
 |
| |
「私たちがやっていることは、お金もかからないし、環境にいいことばかり。同じことが日本でも絶対できるはずです。」 |
|
 |
以前、GOPの企画したゴミ問題に関する活動に参加した際、名古屋のゴミ分別のマニュアルを見せて紹介したところ、ぜひオーストラリアにも取り入れたいと喜んでくれたダニエラさん。こうやって、お互いのいい制度を学び合えたことに、私もとても喜びを感じました。 |
 |
|