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今回はオーストラリアの「ごみ問題」についてお届けします。「広大な土地」「豊かな自然」があっても、ごみ問題はここでも同じ。オーストラリアも日本と同様の問題を抱えています。オーストラリアのごみの現状を通して、私たちの環境について考えてみましょう。 |
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 オーストラリアにもごみ分別のルールがあります。名古屋のルールと比べると緩いですが、リサイクル専用のゴミ箱や、分別表示のあるゴミ箱の数は、ここ数年どんどん増えてきているようです。しかし、たとえ表示があっても、きちんと分別されているとは限らないのが現状です。私の通う大学で、先日、ごみ分別の状況を調査する活動があり、私も参加してみました。大学内から出るごみの10%を集めて中身を調べるというものでしたが、分別に対する意識がまだまだ低いことを実感しました。そして何よりも、オーストラリアのほんの一部に過ぎない大学が1日に出すごみの10%とは思えないほどのごみの山に、私も含めて、ボランティアに参加した人たちみんなショックを受けました。 |
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 ポイ捨ての問題も深刻です。ここニュー・サウス・ウェールズ(以下NSW)州は環境保護法の一部を改正し、1997年より、ごみのポイ捨てに高額の罰金を科す規定を追加しました。例えば、ボトルのキャップやたばこの吸い殻などの小さなゴミのポイ捨てに$60(約4000円)、走っている車からのゴミや、火のついたままのたばこの投げ捨てに$200(約13000円)、公共の場での割れたガラスびんなど危険物の投棄に$375(約24000円)、といった具合です。この法律の存在は一般にも知られているようですが、実際この法律を守ろうという意識が社会に浸透しているという印象はあまり受けません。現在、投げ捨てられたゴミの約半分がたばこの吸い殻で、NSW州だけで、年間90億本分に達しているそうです。オーストラリアの街中には、日本以上にごみ箱が設置されており、これはポイ捨てを防ぐためのいい方法だと言えますが、ごみの量自体を減らすことや、ごみを収集する人のことを考えると、「自分のごみは自分で持ち帰る」という意識を育てた方がよいのでは、という気もします。しかしごみ箱が無ければポイ捨ても増える・・・結局人々の意識を変えることが必要なのでしょう。 |
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オーストラリアでは、ごみに関する問題がまだまだ山積みだと言えますが、環境に対する意識を育てようという動きは見られます。例えば、オーストラリアには年に一度、Clean
Up Australiaという、全国挙げてごみを拾うキャンペーンや、National Tree Planting Day という、全国各地で市民が木を植える日があります。また、より小さな地域レベルでも、ごみ問題を含め、環境問題に関する取り組みは至る所で行われています。私の大学でも、先日
Environmental Week(環境週間)というものがあり、大学内の1つの食堂から1日に出るゴミを展示(?)していたボランティアの人たちがいました。このような一つひとつの活動の積み重ねが、将来のオーストラリアの環境に大きく貢献していくに違いありません。 |
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移民や留学生、観光客の多いオーストラリア。環境を守る責任は、決して国内だけにあるのではありません。私も、オーストラリアで生活しているからには、オーストラリアの環境を大切にする義務があります。お互いの国の良い制度は学び合って、「環境はみんなのもの」という意識を深めていきたいものです。 |
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