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ボラみみ賢者のひとりごと

人生経験を重ねた人の言葉には、重みがある。
・・・ボラみみより情報局、年長四人の賢者、リレーエッセイ




第2回 ボランティアの効用

 長いことボランティア活動というかNGO活動をやっていて、活動そのものよりもその人間関係に気付かされることが多い。はじめの頃は、活動の場に行くと誰かがお茶を出してくれ、またお菓子等も出されて気持ち良く楽しく過ごせるのだけれども、しばらくすると居心地が悪くなる。なんでだろうと思っていると、そこにいる人はみんなボランティアで、私はお茶を出される立場でも何でもないことに気付いてくる。いいグループはベテランほどかいがいしく(というかさり気なく)雑用をこなしている。私も次第にそのことに気付きだして少しずつ動けるようになる。一般社会と比べるとベテランが雑用に時間を割くのは非効率なのだろうけど、私はそのことに新鮮な感覚を持った。(今でも、私はあまり動けないけど・・・。)

 以前、某市民派選挙事務所のビラ配りをお手伝いしたときに、事務所に某党の幹部と思しき人がやってきて、選挙事務所に入ってきたのだけど、周りを見渡しても別に相手をしてくれるわけでもなく、手持ち無沙汰に帰って行ったのを思い出す。そこはボランティアばかりで、うやうやしくもてなす習慣はなかったのだ。

 それに対して、ボランティア活動で生まれた関東の某市長さんは、名古屋での講演の後みんなでわいわいガヤガヤとお喋りした後、これから東京へ一人で帰るだんになって「どうされます?」と聞くと、「いや地下鉄で駅まで行きます」とさっさっと地下鉄で帰って行ってしまった。そのなにげなさが、当たり前のことかもしれないけど深く印象に残った。
(2003年4月) 



ボラみみスタッフ
竹村 宏昌
ボラみみ』で「サーバ管理者募集!」を見てやって来た元某社のネットワーク管理者。週2〜3回夜、デカおにぎり持参で事務所に出現、皆のお腹を満たしてくれる。そのあとは黙々と「ボラみみG4」とにらめっこ。国際NGOにも所属、毎日曜は常滑でゲージュツカのホール作陶を手伝う(建築土木の構造計算が本職)。「ボラみみはおヨメさんにしたい男性陣と雄々しい女性陣が集まっている」と言う。



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