炊き出しに集まるホームレスの数は毎回500人にものぼるとか。「炊き出しの一番の目的はホームレスの人たちとの交流」と竹谷さんも話すように、食事の配給が始まる夜8時までの1時間は、「交流の時間」にあてられている。
「ホームレスに対する間違った見方、先入観が社会の中にどうしてもある」「食事を与えるだけでは何にも変わらない」と、ホームレスの問題に向き合うことを忘れない竹谷さん。難しい問題だからこそ、声を交わすことから始める大切さを感じている。
竹谷さん自身も、以前は偏った見方をもっていたそうだが、話をしているうちに、「彼らも仕事がしたいんだ、ふつうの人なんだ」ということが見えてきたという。「今でも偏見の目を拭い切れない部分はある。この活動をすることで、そんな自分の醜い部分を思い知らされた。だからこそこの活動は続けていく」と話してくれた。
普段はカトリック教会の神父として働く竹谷さん。「ほうっておけない」「自分にできること」、それを行動に移した結果がこの活動だと振り返り、教会での活動とはまた違った意味が、この炊き出しの活動にはあるという。「用事で来れなかった週の翌週は、彼らの方から声をかけてくれる」「町ですれ違ったときも声をかけてくれる」、と嬉しそうに話す竹谷さん。「一人でも多くの人が、まずこの炊き出しの場に来て欲しいです」と付け加えた。
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