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活動を始めて、自分に課していることは、
「食事の手抜きはしない」こと。
でも掃除は臨機応変に。昼は12時・夕方は6時になったら炊事を始める。
夜は9時から12時までは、
パソコンに向かってデイジー関係の諸々に費やすことを心がけているが、
これもあくまで原則としてのこと、テレビを観る事ももちろんある。
このゆとりある生活スタイルが、忙しい活動を維持していく基本なのだろう。
夫の転勤で、大阪から名古屋へ。
活動範囲も、三重・岡崎・豊田と広がってきた。
面白いし、もっといろいろ知りたいと、好奇心はいや増すばかりである。
では、名古屋圏内を幅広く活動の場としている山本さんの楽しみは?
との問いには、とてもほほえましい答えが返ってきた。
夫の趣味である旅に一緒に出かけること。
毎月一回は高原の温泉への一泊旅行。
夫の定年後は、年に一度は海外へ。
「それは、私の誕生日前後に全部、夫がお膳立てしてくれるのよ。」
前向きな妻に、夫がさりげなく示す心づかい、
これも生き生きと活動する山本さんの明日の活力源になっているのは
間違いない。
興味津々なものを、見返りを期待せずに。
山本さんが、これからボランティアを始めたい人にお勧めするのは、
自分の好きなことをやってみたらということ。
人に誘われたり、今流行っているものだからというのは、
長続きしないような気がする。
彼女自身、カルチャーセンターのある講座を受講した時、
意外に「言葉」を知らない人が多い、自覚していなかったけれど、
自分は割と知っているんだなあと感じた。
このことが自信となって、更に夫が若年白内障にかかって、
目が不自由なことの大変さを身近で体験したことと相まって、
音訳を始めたと言う。
興味津々なものを見つけたら無欲でやること、
見返りを期待しないことも大事だとも。
最後に、対面読書(*注3)で長年お付き合いのある
博覧強記の利用者に啓蒙されて、
広い世界へ目を向ける糸口をつかめたことに感謝していると、
さわやかに語った。
中、高年で自分の時間が持てるようになった主婦や、
定年後の生きがいを模索しているサラリーマンが、
ボランティアを視野に入れることが多くなった。
山本さんの活動も、そういう人々にヒントを与えてくれるだろう。
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