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◆ 特集 ◆ インターン 前田詠衣子 「ボラみ隊が行く!」 ボランティア体験レポート編

ナップの森

◆ 迎えてくれたのは、温かい手

写真 ナップの森

 学生時代はいろいろとボランティアをしていた私ですが、社会人になってからはすっかり遠ざかっていました。久しぶりのボランティア、わくわくと不安とともに向かいました。 私は「ナップの森 児童デイサービス事業所こもれびあん」の活動にボランティアとして参加させていただきました。到着すると「とうふ」と書かれたのれんが…あれ?と思うと「2階ですよ〜」と教えていただきました。2階にあがると、さっそく温かい手の女の子が私の手をとり、「おはよう」と言うようにおじぎをしてくれました。緊張していた私は、おかげで気持ちがほっと軽くなりました。その日は8人の子どもたち、2人の職員さん、3人のボランティアさん、私の14人での活動です。 最初に、「気をつけることはありますか?」と聞くと、「子どもたちが安全に過ごせるように気をつけているので、子どもたちが部屋からでるときは大人とでるという約束があり、勝手に出て行きそうなときは声掛けをする。自由時間は子どもたちがやりたいことを尊重する。訓練の場でもあるので、クッキングのときなどの時間と、遊びのときのメリハリをつけるようにする。あとはボランティアさんが楽しまないと、子どもたちも楽しめないので楽しんでくださいね♪」ということでした。

◆ 楽しい遊びと訓練の場

写真 「やった〜買えたよ!」笑顔がこぼれます

 全員がそろったところで、最初にみたとうふと書かれたのれんのある1階の「おかしの店ナップの森」に買い物訓練へ!お財布をもって準備のできた人から順番に買いに行きます。好きなお菓子(100円)を選んだら、レジに持っていき、自分でお財布から100円玉を出して購入。買えたときには、にっこり笑顔がこぼれます。みんながこもれびあんに戻ると、そろって「いただきます!」おやつタイムです。 30分ほど自由時間で粘土やブロックで遊んだあと、その日はクッキングの日だったのでハヤシライスづくりスタート! 一人一人にあったお手伝いをお願いします。玉ねぎをむく人、お鍋に具を入れる人、炒める人…最後にルーを入れるのが待ちきれない様子で、何度も「もうい〜い?」と聞いています。 無事に完成して、またまたそろって「いただきます!」 食後、自由に過ごしているとお迎えの時間です。子どもたちとさよならすると、ボランティアさんのミーティングがあり、不安に思ったこと、困ったことなど話しあいます。 ボランティアさんの話をお聞きすると、「ここに来ると、帰るころには心がすっきりしている」「何度か来ていると、子ども達の成長がわかってうれしい」「癒される」など、前向きな声がたくさん聞かれました。

◆ 帰るときには…

写真 上手にむけるかな?真剣です…

 私が行った日はボランティアの数が多かったそうですが、ボランティアさんの都合が合わず集まらない日もあり、子どもたちにより安全にすごしてもらうためには人数が足りないのだと担当者の方がおっしゃっていました。 楽しくてあっという間に終わってしまい、物足りなかった私は、帰るときには「またボランティアに来ます!」と言っていました。

■ 【団体紹介】 特定非営利活動法人 ナップの森
しょうがいのあるこども達が、工作・クッキング・音楽療法・絵本の読み聞かせなどを通して、集団生活に必要なスキルを習得し、 集団生活に適応できるように支援することを目的としています。
○【電話/FAX】:0568−94−5634
○【E-mail】:nqi37816@nifty.com 担当:中野

■ 【体験・文】 ボラみ隊 前田詠衣子 現場体験型研修として、ボラみみより情報局でインターンをした採用2年目の県職員。普段は重症心身しょうがい者の施設で生活支援をしています。

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