トップページへ  <  特集記事一覧へ

◆特集◆  インターン林 「ボラみ隊が行く!」 ボランティア体験レポート  

九番団地日本語教室

●日本語を通して関わり合う

写真 最初に受付をします

 地域で暮らす外国人の増加。課題の一つに言葉の壁があります。互いのことを理解するためにも、コミュニケーションは重要であり、外国人と日本人が直接関わりあえる場所としての日本語教室に興味がありました。そこで今回、ボラみ隊として、名古屋市港区の九番団地内で開催されている日本語教室を訪れ、ボランティア体験をさせていただきました。

●実際の授業を体験して

写真 初級クラスの授業の様子です。

 教室は、毎週土曜日の7時から9時にかけて、団地の集会所で行われています。6時半に集会所に着くと、ブラジル人の女性と日本人の中学生の男の子が受付の準備をしていました。九番団地日本語教室は、15回程度を1期として、運営されています。この日は、学期の初日であり、7時頃から、ブラジル、ベトナム、中国出身の方が続々に教室を訪れ、外国人の学習者の参加は総勢30名近くになりました。 学習者は、日本語のレベルにあわせて、「入門」「初級」「中級」の3つのクラスに分かれます。各クラスにコーディネーター役のボランティアスタッフ(以下スタッフ)がおり、授業の進行をします。この日の入門クラスは、学習者全員がブラジル出身の方で20名ほどおり、私も含めたボランティアの見学者5名も、授業のサポート役として、入門クラスに参加しました。学期の初日ということもあり、学習者とボランティアが交互に座って、自己紹介をテーマに学習をしました。 私がペアになった方は、ブラジルから2日前に来日したばかりで、最初は意思の疎通が全くできませんでしたが、通訳スタッフや、私の隣に座っていた日本語の説明が理解できる学習者の方が、ポルトガル語での説明を加えてくださることで、初心者の私でも相手役として、活動に参加することができました。会話や読み方の練習を一緒に行いながら、「少しでも多くの日本語を覚えて帰ろう」という、ペアの方の一生懸命な思いが伝わってきました。

 授業が終わると最後に全てのスタッフが集まって、その日の感想や連絡等を伝え合います。この日は7名のボランティアさんが参加されていました。様々な立場の方が教室に関わりながら、協力し合い、教室運営を支えていることを感じました。また、通訳の役割も担いながら、スタッフの一員として、教室運営に関わるブラジル人女性2人の笑顔が印象的でした。外国人住民の日本語を学びたいという気持ちを応援しながら、学習者もボランティアも互いに学びあえる、地域の中の日本語教室だと思いました。

■団体紹介 【九番団地日本語教室】
名古屋市港区の九番団地で暮らす外国人住民が日本語や日本文化に慣れ親しむとともに、外国人住民同士そして日本人住民との交流がより活発になるような場を提供することを目的として2001年に設立しました。
TEL/ FAX:052-652-2952
E-mail:SugarTree444@aol.com
URL:http://auladokyuba.web.fc2.com

■体験・文 【ボラみ隊 林】
現場体験型研修として、ボラみみより情報局でインターンをした県職員。普段の仕事でも、ボランティア・NPOで活動する皆さんにお世話になっています。