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◆ 特集 ◆ インターン 山下 「ボラみ隊が行く!」 ボランティア体験レポート編

ドリーム

◆ ボランティア初体験

写真 もう少し。

 ボランティア活動に興味を抱いて早10数年。ボラみ隊を通じて初めてボランティア活動をしました。
 活動先は、名古屋市中村区(当時)にある特定非営利活動法人ドリームです。この団体を選んだ理由は、『ボラみみ』の募集内容を見て、ここなら自分でも何かできるかなと単純に思ったことと、脳卒中障害者の方へのマナーがあれば知っておきたいと思ったからです。
 活動日、ドリームの場所がすぐには分からず気持ちが焦ってしまい、変に緊張が高まってしまいました。扉を開けた瞬間は、「何者が来た」という視線を感じましたが、簡単な自己紹介をすると、「あなたの目的は理解した」という優しい眼差しを感じることができました。

◆ 作業は集中、休憩はゆったり

写真 ゆったり休憩中

 ドリームの作業は朝礼から始まりますが、知らない地名や団体名が飛び交い、私の緊張は極限に達しました。朝礼は、職員が進めていきますが、皆で声を掛け合うので、徐々ににぎやかになっていきました。
 今回の作業内容は、封筒に宛名ラベルを貼り、年会費の振込用紙と情報誌「一歩いっぽ」を入れることです。皆で自分のできることをやり、バケツリレー的な流れで作業を進めていくので、ここでも声を掛け合いながら、迅速に進めていきます。
 発送作業が一段落すると、お昼の休憩になりました。この頃は緊張の極みから解放され、あっという間にお昼になったという感じでした。皆で、お弁当を食べた後にコーヒータイムが待っていました。このコーヒーは、脳卒中障害者が日替わりでマスター・ママとなって作っています。ドリームでは喫茶も運営しているので、本格的なコーヒーが頂けます。何より緊張の極みの後の一杯でしたので、最高のおいしさでした。

写真 まったり休憩中

 また、この頃になるとドリームの雰囲気にも慣れてきて、脳卒中障害者の方と接する時にどんなマナーがあるのか聞くことができました。結果的には、必要なマナーは特にないとのことで、自然に接すればよいということが分かりました。
 今回、初めてボランティア活動をしてみて、ボランティアは身近にあり気軽にできるものだと思いました。またNPOは、いろいろな人がボランティアとして来てくれるのを待っているような気がしました。なぜなら、ボランティア活動は、社会貢献ができたという満足感を味わい、自分の世界が広がります。たった一日のボランティア体験でしたが、ドリームは私を優しく受け入れてくれ、ボランティアの世界を教えてくれました。ボランティア活動を始めようと思われる方は、ぜひ最初の一歩をドリームで踏み出してみませんか。

■ 団体紹介 【特定非営利活動法人 ドリーム】
○【事務所】 名古屋市中区千代田5丁目11−33 クマザキビル6A
  TEL&FAX:052-262-0358  営業時間10:00〜18:00
○【喫茶】 名古屋市中区千代田5丁目18−24 名古屋市男女平等参画推進センター
 『つながれっと』喫茶コーナー  TEL&FAX:052-242-7714  営業時間10:00〜17:00
E-mail:dream758@mail.goo.ne.jp
URL:http://plaza.rakuten.co.jp/npo1999dream/
脳卒中障害者のいきがいづくりを目的に活動する団体。喫茶の運営(出張サービス可)、フェアトレード商品の販売、脳卒中障害者が編集する情報誌「一歩いっぽ」の作成等、幅広く活動している。

■ 体験・文 【ボラみ隊  山下】
NPO短期派遣研修に応募した県職員5年目。普段は、養護学校で事務の仕事をしています。

 
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