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『大ナゴヤ大学』


街の真ん中に出現!みんなでつくるみんなの学校

2009年、シブヤ大学の姉妹校として開校した生涯学習の場所「大ナゴヤ大学」は、田舎と都会の真ん中である“ナゴヤエリア”の特色を生かした講座を運営しながら街の活性化を目指しています。

■ 誰でも生徒や先生になれる場所

 特定非営利活動法人 大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワークが運営する「大ナゴヤ大学」は、名古屋市を中心に東海3県で、毎月第2土曜日に街じゅうをキャンパスにして、誰でも学べる無料の講座を行っています。講座を通して様々な人がつながり、コミュニケーションが生まれることで街の活性化につながっていくことを目的として組織されています。現在学生登録数は1,652人(10月1日現在)。5歳の子どもから70代の高齢者の方まで、様々な世代の人が大ナゴヤ大学で学ぶことを楽しんでいます。学ぶ人が街の人なら、教える人も街の人。講座は通常の学校にはないユニークな内容ばかり。特に街の中でがんばっている人にスポットを当て、その知識をシェアすることを大切にしています。

■ 例えばこんな授業をしています

 「ナゴヤのど真ん中で世界一周!〜1周15分で、あなたは親善大使〜」という授業では、国際交流と地域資源活用をテーマに、サンシャイン栄の観覧車が教室になりました。ナゴヤ在住の外国人26人がそれぞれ一人ずつ観覧車に乗り、そこに親善大使として受講生がたずねていきます。一周まわる間、観覧車内でコミュニケーションをとります。そして、観覧車を降りた後、そこで話した内容をみんなに報告するといった内容。講座の中では、盛んに異文化コミュニケーションが行われ、お互いの国の生活や魅力などを語り合い、短い時間の中で密度の濃い対話が生まれたこともあったそうです。

■ 学校を支えるボランティアスタッフの存在

 講座の運営には、20〜50代の社会人を中心とした多くのボランティアスタッフが関わっています。
ボランティアをはじめたきっかけは、ナゴヤで元気な活動を応援したい、いろんな人に出会いたい、何か新しいきっかけをつくりたい、大ナゴヤ大学に参加して良かったと感じたからなど様々。みなさん積極的に活動に参加されているようです。例えば、授業の一部はボランティアスタッフのアイディアコンペから選出されたものもあったり。スタッフが一体となって講座をつくり上げていく風土を感じます。大ナゴヤ大学に参加することで、「今そこにある人やものをもう一度見つめてみることで大事なことってたくさんあるね」という気づきが生まれていくこと、そしてそれが共有されていく場所をつくれたらと、学長の加藤さんはお話しくださいました。また、街の魅力を発掘し一緒に楽しめる授業をつくってくれるボランティアスタッフも募集しているそうです。授業を通して、多くの人とともに街おこしをしてみたいという方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

観覧車の写真です。
観覧車が一周まわる間にどれだけコミュニケーションがとれるでしょうか? なんだか楽しそうですね。
成果発表の写真です。
観覧車をおりたら親善大使として参加者にその成果を発表します。

■ 団体紹介

特定非営利活動法人 大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク
名古屋市中区大須3-42-30 ALA 大須ビル1B
株式会社クーグート 内(大須オフィス)
TEL : 090-1285-9085(個人)
FAX : 052-262-6658(株式会社クーグート)
E-mail:dai-nagoya@univnet.jp
URL:http://dai-nagoya.univnet.jp/